クスリの犯罪 : 隠されたクロロキン情報
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クスリの犯罪 : 隠されたクロロキン情報
(有斐閣選書, 139)
有斐閣, 1988.4
- タイトル読み
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クスリ ノ ハンザイ : カクサレタ クロロキン ジョウホウ
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注記
クロロキン年表:p200〜208
内容説明・目次
内容説明
クスリというものは、古くから両刃の剣だといわれてきました。つまり、使い方が良ければ人の役に立つけれど、誤れば毒にもなるというわけです。この本は,実際にこの日本で発生した薬害事件を題材に、私たちの社会の底流には、使い方を誤らせることによって利益を収めようとする流れがあることを明らかにするでしょう。本書は、ある薬害事件の報告ですが、同時に、クスリの使い方という情報が、独占され、隠蔽され、ねじ曲げられて伝えられるときの、つまり情報の操作の恐怖の話でもあるのです。クロロキン製剤というクスリによって、網膜が侵され失明に至った被害者になりかわって、情報操作の恐ろしさを知っていただきたく、この本を世に送り出すことにしました。
目次
- 1 薬害が人生を狂わせた
- 2 クロロキン網膜症—進行する眼の障害
- 3 戦争の落し子・クロロキン
- 4 FDAの闘いと日本の厚生省—薬害と行政
- 5 薬害の真相が次々と
- 6 クロロキン薬害・五つの大罪
- 7 裁判の新たな展開へ
- 8 被害者の闘い
- 9 クロロキン裁判第一審の判決
- 10 薬害の構造
- 11 薬事行政の過去・現在
- 12 薬害と情報
- クロロキン年表
「BOOKデータベース」 より