一億円の死角
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一億円の死角
（角川文庫, 7085）
角川書店, 1988.4
- タイトル読み
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イチオクエン ノ シカク
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内容説明・目次
内容説明
田部井彦太郎は“販売の神様”といわれ、ダイドー自動車工業を日本一のメーカーにまで押し上げた最大の功労者であった。だが、息子の圭司となると、５０歳をすぎてもなお、常識欠如のお坊ちゃん育ちのままだった。“強い父”からの独立を何度か試み、糞尿処理会社を興したが、共同経営者だった男に嵌められ手形を乱発、パクリ屋の餌食となった。父親の名声に傷はつけられない。秘かに、何億もの手形の決済を迫られていた。“一億円拾得事件”をヒントに、老いてなお煩悩にゆがむ経営者の姿を描いた傑作企業小説。
「BOOKデータベース」 より