過去を連れた女
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過去を連れた女
(角川文庫, 7126)
角川書店, 1988.5
- タイトル読み
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カコ オ ツレタ オンナ
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内容説明・目次
内容説明
久保田次郎は死んだ。いまユカが見下しているレールの上でボロ雑巾のようになって死んだ。久保田は泥酔したあげく、この陸橋から落ち、終電車に轢断されたという。久保田と菊島ユカは来年早々には結婚する予定だった。通夜を抜け出して、久保田の飲み歩きの終点である「多文」へ。ユカの勘は正しかった。久保田は死ぬ三十分前に「多文」に顔を出していた。しかも連れがいた。疑惑の火がユカの中で大きくなっていった。事件の陰に潜む人間の本性を追う、入魂の短編集。
「BOOKデータベース」 より