永田町の「都の西北」 : 小説早稲田大学
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永田町の「都の西北」 : 小説早稲田大学
(角川文庫, 7029,
角川書店, 1988
- 前編
- 後編
- タイトル読み
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ナガタチョウ ノ ミヤコ ノ セイホク : ショウセツ ワセダ ダイガク
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内容説明・目次
- 巻冊次
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前編 ISBN 9784041571064
内容説明
創政会の旗あげをはたした竹下登が、上気した顔で“キャピトル東急”の一間に姿をあらわした。報道陣のフラッシュと76名の国会議員が拍手で迎えた。社会党の武藤山治、公明党の大久保直彦、民社党の大内啓伍。そして元気であれば、共産党の津金佑近の顔もあったはずである。壇上にのぼった竹下は、正面の田中六助の遺影に深く一礼すると口をひらいた。会場の一隅から「いよーっ、竹下総理!」の声が掛かり、藤波孝生、小渕恵三、三塚博らが、期待をこめて笑顔でうなずいた。その時から、国会のもう一つの大派閥国会稲門会が、天下取りに動きだした。
- 巻冊次
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後編 ISBN 9784041571071
内容説明
昭和62年12月14日、国会稲門会の総会パーティーが、例年より早く参院議長公邸で開かれた。総理の座について約2か月、竹下は、満面に笑みを浮かべて登壇し、総裁選での秘かな協力に感謝の辞を述べた。拍手で応えた三塚、海部、河野、藤波、小渕ら。彼らの笑顔の下に、はやくも次期総裁の座を狙う思いが兆していた。衆参76名の多彩な人材を擁し、与野党横断の幅広い人脈を武器に、国会内に隠然たる影響力をもつ隠れ大派閥、国会稲門会の次の狙いはなにか…。
「BOOKデータベース」 より