量子力学は越えられるか
著者
書誌事項
量子力学は越えられるか
東京図書, 1988.6
- : 新装版
- タイトル別名
-
Quantam theory and beyond
- タイトル読み
-
リョウシ リキガク ワ コエラレルカ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
現在の量子力学の基礎は十分に満足なものか?そうでない場合、とって替わる道は何か?この二つのテーマをもとに、最前線で活躍する各国の研究者たちが量子力学の解釈をめぐって討論を行う。大きな反響を呼んだこの記録は、基礎科学に携わる人々にひろく迎えられるであろう。
目次
- 第1部 はじめに(このコロキウムの役割;実験物理学者の立場から見た量子論の概念的問題)
- 第2部 ニールス・ボーアと相補性—古典的言語の位置(コペンハーゲン解釈;量子論に関するボーアの見解について)
- 第3部 観測問題(統計的解釈における量子論的観察;巨視的物理学、量子力学および観測の量子論;ダネリ=ロインゲル=プロスペリの観測の量子論についてのコメント;量子論における観察と説明の現象学;観測理論と複雑な系)
- 第4部 量子論のなかでの新しい方向—量子論の形式は、実際に何を与えるのか(物理学の基本的な構造における隠れた変数の役割について;何を越えて?;討論:今日の量子論の範囲内における時空的秩序;量子論における定義可能性と観測可能性;ブーツストラップ(靴ひも)の考え方と量子論の基礎)
- 第5部 哲学的論考(物理学の統合;微視的物理学において新しい理論が起こることを妨げる哲学的障害;量子力学の不完全性、あるいは皇帝のなくなった着物;粒子はいかにAからBに達するか;物理学におけるエントロピーの情報理論的一般化;生命は量子力学を説明できるか;討論—量子論における現象と感覚所与)
「BOOKデータベース」 より