新編悪場所の発想
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書誌事項
新編悪場所の発想
(筑摩叢書, 324)
筑摩書房, 1988.6
- タイトル読み
-
シンペン アクバショ ノ ハッソウ
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内容説明・目次
内容説明
中世遊行民の精神は、近世以後の新しい芸能集団にどう受け継がれたか。囲いこまれつつ独自の世界を形成した悪場所には、どのようにふてぶてしい創造力が満ちていたか。芭蕉・西鶴・近松・南北から芝居や廓まで、多様な作品と空間を自在にとびかいつつ、伝承的想像力の論理を鮮やかに捉えた、先駆的論集。
目次
- 道行の時空
- 遊行的なるもの
- 遍路拒斥すべし
- 現代流民考
- 遊行の時空—遊行民・連歌師・芭蕉
- 伝承の創造的回復—西鶴諸国はなし・笛吹川・吹越の城
- 負の呪縛から—常陸坊海尊・かさぶた式部考
- 痴の弁慶
- 土俗・狂気・ユーモア
- 悪場所論おぼえがき
- 悪場所の秘儀—虚構の性
- 女形、その虚構の性の美
- なり瓢風に揺らるゝ
- まがひもの—近松門左衛門
- 幽霊の変貌—東海道四谷怪談の方法
- 幕末転形期の芸術—絵金の芝居絵
「BOOKデータベース」 より