仕掛けとしての文化
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仕掛けとしての文化
(講談社学術文庫, [823])
講談社, 1988.3
- タイトル読み
-
シカケ ト シテノ ブンカ
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内容説明・目次
内容説明
硬直化した日常生活の「秩序」の枠を打ち壊し、人間が本来持っていた宇宙的活力を蘇らせるものは何か…!?著者は、サーカス、道化、祝祭、演劇、映画など、日常の退屈な現実を挑発する祝祭的世界こそが、都市空間の活性化の源泉であり、人々の感性を解き放つ〈仕掛け〉としての文化を創り出していることを、鋭くかつ大胆に解明する。これまで見過ごされがちであった「周縁」文化に、文化人類学的視座から光をあてた好評論集である。
目次
- 笑いの人類学—コミック或いはコスミックな笑い
- サーカスの詩学
- メリエスと世紀末の想像力
- 宙吊りになった劇空間—ロイヤル・シェークスピア劇団を見て
- メイエルホリド或いは感受性の革命
- ヴェーデキントの遍歴時代
- 一つの芝居を見るための様々な文脈—コメディア・デラルテとの出遭い
- レコードのなかの絵画—ペルゴレージ「恋するフランシスコ教団僧」
- サティとその同時代人
- メディア考現学
- E.プリチャード卿の死と人類学の新しい方向
- シェークスピアとの出会い方
- ケストナーに始まりダールに終わる—私の蔵書整理法
- 世代論の再燃のために—回想の花田清輝
- 周縁性の文学—夢野久作
- 武田秀雄のフィールド・ワーク
- 小説の仕掛けと文化の仕掛け—バルガス・ジョサについての巨視的な寸言〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より