物理学者は山で何を考える
著者
書誌事項
物理学者は山で何を考える
(地人選書, 33)
地人書館, 1988.7
- タイトル別名
-
Meditations at 10,000 feet
- タイトル読み
-
ブツリ ガクシャ ワ ヤマ デ ナニ オ カンガエル
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注記
索引: p331-336
内容説明・目次
内容説明
物理学者の目に映る世界は相互に関連し合った巨大なクモの巣の網のようなものである。世界の現象がすべて同一の一般則に行き着くなら、どんな現象から出発しても構わないし、必ず元に戻ることができるだろう。宇宙を理解しようとするなら、山の中を歩くことはシンクロトロンの側で一日を送るくらい成果のある出発点となり、谷川は望遠鏡と同じくらいの多くのことを語りかけてくれる。以上のような考え方から、私は、あなた方に登山靴のヒモを締め、弁当を下げて一緒に山道を歩こうと誘うのである。そうすれば、あなた方が以前には気づかなかったこともいくつかお教えすることができるだろう。
目次
- 第1章 海抜3000メートルで思索する
- 第2章 プレートテクトニクスへの道案内
- 第3章 アルフレッド・ウェゲナーの場合
- 第4章 地球という惑星
- 第5章 岩石はどこから?
- 第6章 偉大なるシェルゲーム
- 第7章 きわめて古く
- 第8章 きわめて堅固に
- 第9章 8月の雪合戦
- 第10章 山頂からの観測
- 第11章 谷川の岸辺
- 第12章 スカイダイバーと逆行隕石
- 第13章 カオスへの道
- 第14章 奇妙にねじれた木
「BOOKデータベース」 より