四月の風見鶏
著者
書誌事項
四月の風見鶏
(角川文庫, 緑-307-21)
角川書店, 1986.2
- タイトル読み
-
シガツ ノ カザミドリ
電子リソースにアクセスする 全1件
-
-
四月の風見鶏
1986
限定公開 -
四月の風見鶏
大学図書館所蔵 件 / 全8件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
収録内容
- 聴診器
- 球菌を追え
- 葡萄
- 小脳性失調歩行
- 医師求む
- 書かれざる脳
内容説明・目次
内容説明
花曇りの空の下に交叉する迷いと悔恨。風見鶏にたくす人生の岐路。将来を嘱望された若き医師が、大学講師の椅子を捨て、作家を志し、妻子を置いて上京、木造アパート6畳1間に居をかまえ、花曇りの4月の空を見上げて「どうしようか、帰ろうか」とつぶやく。「故郷を捨ててとか、雄志を抱いて、というのにはほど遠い、なんとなく行きがかり上、札幌にいたたまれず、東京へ出てくることになったまで」なのだが、いざとなると怖気づいてしまう青年の不安と焦燥をあざやかにとらえて胸打つ。札幌医大整形外科講師から流行作家渡辺淳一の誕生の原点をリリックな筆で自伝風に描く表題作『四月の風見鶏』。他に医師を主人公の佳作6編を収録。
「BOOKデータベース」 より