幻の神州一族
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幻の神州一族
(角川文庫, 緑-599-6)
角川書店, 1986.3
- タイトル読み
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マボロシ ノ シンシュウ イチゾク
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幻の神州一族
1986
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幻の神州一族
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内容説明・目次
内容説明
たしかにそれは猿人だった。コナラの林の中で、長い体毛に全身を覆われた怪物が全裸の女を襲っていたのだ。人跡まれな安曇野の奥地。鹿爪神四郎はこの山奥で育った。学校へも通わず、亡父から剣と手裏剣の術を教わった。教えた剣術は“シノムラの剣”、シノムラとは忍びの連の略だ、父はそれしか説明しなかった。神四郎が今は無人の生家を訪ねる気になったのは、2年間の都会生活に疲れたのと、「おまえはシンシュウ一族の統領になる身だ」と言われて育ったことの意味を知ろうと思ったからだった。安曇野の奥深く踏み入った彼は、猿人につづいて奇怪な集団に出会った。やがて彼は、記紀の昔から歴史の地下に生きる一族の秘密を知るのだが…。
「BOOKデータベース」 より