財政再建と税財政改革 : 税制抜本改革への批判と提言

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財政再建と税財政改革 : 税制抜本改革への批判と提言

小林晃著

白桃書房, 1988.8

タイトル読み

ザイセイ サイケン ト ゼイザイセイ カイカク : ゼイセイ バッポン カイカク エノ ヒハン ト テイゲン

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内容説明・目次

内容説明

本書は、「行革」初年度以降こんにちまで、税制を含む予算案が政府によって発表された直後に、毎年書きつづけてきたものに若干加筆し,それにいくつかの書下ろしを加えて一書にまとめたものである。その経緯をたどってみれば明らかなように、「税制抜本改革」もけっして唐突にできたものではなく、そこには一連の経過と背景がある。「行革」下の国家予算と税財政の推移を批判的に概括し,そのうえにたって今後あるべき税財政改革、とりわけ「税制抜本改革」に対する批判と提言を著者なりに提起している。

目次

  • 第1章 「戦後政治の総決算」と税財政(「戦後政治の総決算」としての「行革」;財政危機と「行革」;「行革」と税財政)
  • 第2章 財政危機と財政「再建」(「増税なき財政再建」の破綻;“減税”見返りの大衆増税;資本の「総合安(全)保(障)」予算)
  • 第3章 国家独占資本主義の危機と財政(ケインス理論〔政策〕の破綻;反動的「ルネッサンス」;財政危機下の「行革」予算)
  • 第4章 円高の新局面と税財政(円高の新局面下の日本経済;財政危機の長期・深刻化;「行革」予算の特徴と問題点)
  • 第5章 戦後税制の総決算〜戦後税制の「抜本改革」(売上税導入とGNP1%枠突破;「戦後税制の総決算」の背景と意図;税制「抜本改革」の第1ラウンド〜所得税制「改革」・マル優原則廃止等;税制「抜本改革」の第2ラウンド〜新大型間接税の導入、法人税制「改革」等)
  • 第6章 税財政改革の課題と方向〜不公平税制是正と軍事費削減(「戦後税制の総決算」の本質;財政再建と税財政改革の階級性;社会主義政党と税制改革;反独占・税制改革の課題〔その1〕〜間接税・所得税・住民税;反独占・税制改革の課題〔その2〕〜法人税・土地税制・不公平税制)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN02601743
  • ISBN
    • 4561940308
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi,231p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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