焔の女 : ルイーズ・ラベの詩と生涯
著者
書誌事項
焔の女 : ルイーズ・ラベの詩と生涯
風の薔薇, 1988.5
- タイトル読み
-
ホノオ ノ オンナ : ルイーズ ラベ ノ シ ト ショウガイ
大学図書館所蔵 件 / 全57件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
テクストおよび参考文献: p193-195
内容説明・目次
内容説明
一介の商人の娘として生まれながら、若くしてルネッサンス人の理想〈全的人間〉の具現そのものとして余すところなくその才能を開花させ、当時フランスのフィレンツェとも言われた文化都市リヨンにあって、社交界の華であり、さらにモーリス・セーヴを旗頭とするリヨン派の代表的詩人であり、そしてなによりも奔放な恋に生きた女ルイーズ・ラベ。運命的な、しかも決して報われることのなかった激しい恋の果実として生涯にただ一度生み出された僅か24篇のソネットと3篇のエレジーは、時を越えて、その生々しい官能性とパッションによって、リルケを、エリュアールを魅了しさり、ヨーロッパ抒情詩の精華として今なお新しい。本書は、先に刊行された『ピエリアの薔薇—ギリシア詩華集選』によって、呉茂一の跡を継ぐ、とその訳業を称えられた沓掛良彦による〈フランスのサッフォー〉の全詩作品の完訳及び評伝を収めた本邦初の本格的書き下しモノグラフィーである。
目次
- ルイーズ・ラベ詩集(序詞;ソネット;エレジー;頌詩)
- ルイーズ・ラベの生涯と作品(綱屋小町の姿を追って;燃える心;テクストおよび参考文献)
「BOOKデータベース」 より