俳句の現在と古典
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俳句の現在と古典
(平凡社選書, 121)
平凡社, 1988.7
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ハイク ノ ゲンザイ ト コテン
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Description and Table of Contents
Description
こんにち、芸術としての俳句は解体し、一つの文化現象と化しつつあるのではないか。こうした俳句のありようは、江戸時代の俳諧のありようとあまりにもよく似ている。いわゆる元禄文化の基層には俳諧的な想像力がはたらいていたにちがいない。現代における文化現象としての俳句は、未来に何をもたらすのであろうか。
Table of Contents
- 《俳》のモラル—序にかえて
- 古典と現代とを結ぶ俳句の読み
- 活性剤としての古俳諧
- 俳諧・俳句・詩
- 俳性としての定型
- 季語の論
- 〈詠む〉と〈書く〉—俳句者意識の問題として
- 《書く読者》の文芸—現代における連句の可能性
- 俳句のレトリック
- 《奴こどは》の美学
- 松永貞徳素描
- 談林俳諧の意義
- 西鶴五題
- 芭蕉五題
- 一所懸命ノンサンスな談話—夏石番矢句集『メトロポリティック』に寄せて
- 俳句の《口誦》性と《片言》性—坪内稔典小論
- 《負》の俳句空間—越沢和子句集『人形連祷』
- 迷宮の胎蔵界—西川徹郎小論
- 俳諧、その可能性〈対談〉(広末保)
- 芭蕉の詩学〈対談〉(山口昌男)
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