悪の扉
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悪の扉
(角川文庫, 緑-421-80-81)
角川書店, 1988.7
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アク ノ トビラ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784041421802
内容説明
「元の木阿弥じゃないのよッ。どうしてくれるの」森本美津子の狂気じみた金切声が受話器に、きんきんと響いた。また「ケガ人」が出た。金富証券のエリート営業マン古橋実が、「一井金属を売らせろ、日本トランプを買わせろ」という本社の指令どおり、ノルマ達成のため現物買い、信用買いと遮二無二はめこんだ、その結果である。儲かる株は客に売らせ、株価をつり上げて値上りしたら市場へ吐き出す。証券会社が企業と政治家と仕組む、あくどい手口。「客殺し」にかかった美津子は古橋を告訴した。“法廷荒らし”の弁護人猪狩文助の登場である。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784041421819
内容説明
大証券会社が企業、政治家と仕組んだ手口にはまり「客殺し」にあった森本美津子は、金富証券の営業マン古橋実を告訴した。“法廷荒し”と異名をとる弁護士・猪狩文助が公判において,証券会社の手口を暴いて会社側を究地に追い込もうとした矢先、被告人の古橋が殺され、美津子が殺人容疑で逮補された。すべてを失った美津子の復讐か、仕組まれた罠か。居眠りしていた猪狩老人の眼が、ぱちっと開いた。
「BOOKデータベース」 より