神聖受胎
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神聖受胎
(河出文庫, 121O)
河出書房新社, 1987.11
- タイトル読み
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シンセイ ジュタイ
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内容説明・目次
内容説明
サド裁判の渦中にあった弱冠33歳の著者によるラジカルなエッセイ集。著書としては3作目にあたるこの書物が発表されたのは、安保闘争直後の騒然たる時期であった。往年の簡潔、明晰な軽みさえたたえた文体とは異なり、硬質でやや晦渋なスタイルで書かれた本書は、時代と対峙する精神の緊張感をはらみつつ、後半深まりをみせる数々の関心を論理的に展開し、強烈な衝激力にみちている。
目次
- ユートピアの恐怖と魅惑
- 狂帝ヘリオガパルスあるいはデカダンスの一考察
- 反社会性とは何か
- ワイセツ妄想について
- 神聖受胎あるいはペシミストの精神
- スリルの社会的効用についてあるいは偽強姦論
- 国語改革はエセ進歩主義である
- 前衛とスキャンダル
- 仮面について—現代ミステリー映画論
- 「好色」と「エロティシズム」—西鶴と西欧文学
- 知性の血痕—ブルトンとトロツキー
- 銅版画の天使・加納光於
- 燔祭の舞踊家・土方巽
- 「鉄の処女」—春日井建の歌
- 発禁よ、こんにちは—サドと私
- 第1回公判における意見陳述〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より