満州棄民 : 孤児たちの"戦後"いまだ終らず

書誌事項

満州棄民 : 孤児たちの"戦後"いまだ終らず

三留理男著

(日本への遠い道 / 三留理男著, 第2部)

東京書籍, 1988.8

タイトル別名

満州棄民 : 孤児たちの戦後いまだ終らず

タイトル読み

マンシュウ キミン : コジタチ ノ センゴ イマダ オワラズ

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内容説明・目次

内容説明

私は五百元で売られた。—今まで報じられなかった、中国残留孤児の真実の姿を現地に追う。血も凍る荒野で、売春宿で、彼らは何を夢みていたのか。いま一度戦争と戦後と、そして日本人を問いなおす。ノンフィクション超大作第二部。

目次

  • 第1章 棄てられた日本人(探しだした父は会ってくれなかった;拒否された、日本の兄弟へのメッセージ;売られた孤児は炭鉱夫として生きていた;私は女郎屋に置き去りにされていた;開拓団を見殺しにした皇軍の思想;辺境の養老院で余生をすごす残留婦人;返されるはずのない“借金”を背負って;中国唯一の日本人の墓を守りつづける残留婦人)
  • 第3章 放浪の果ての虐殺・自決(集団自活〈佐渡事件〉の地で中国人として生きる;私は東安駅事件の生き残り;二千人を虐殺〈葛根廟事件〉、今なお全容不明;麻山事件を目撃した中国人の証言)
  • 第4章 孤児たちの戦後(日本へ帰らないと姉妹で決めました;養父は私を守るために自殺した;監禁、拘留、暴行、苦難の文革期)
  • 第5章 肉親のきずなをもとめて(中国に移り住んだ日本人父母;養父母を残して“わが子”は日本へ帰国した;1800人と孤児の会いつづけた元開拓団員)

「BOOKデータベース」 より

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