超領域の思考へ : 現代プラチック論
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超領域の思考へ : 現代プラチック論
(アクト叢書)
日本エディタースクール出版部, 1988.10
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チョウリョウイキ ノ シコウ エ : ゲンダイ プラチックロン
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超領域の思考へ : 現代プラチック論
1988
Limited -
超領域の思考へ : 現代プラチック論
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文献ガイド:p645-676
Description and Table of Contents
Description
現在の人類史的課題は、〈産業的なもの/アジア的なもの/バナキュラーなもの〉がいかにして史的変遷/空間的編成の構造をつくりあげ、わたしたちの生活現実を構成しているのか、それを少しでも明らかにすることにある。とくに、男女の対幻想/対関係が「家族」を構成し、人間・住民・市民が市民「社会」/地域「社会」を構成し、「民族国家」を受容し、世界市場のなかにくみこまれている。こうした全営みは、これまでの経済学や政治学がやってきたように目に見える〈支配的なもの〉から〈決定的なもの〉を探り出すという方法では認識しえない。目にみえない、一見するところ支配的でも決定的でもない日々のプラチック(慣習行動)の諸関係を象徴、権力、経済、セックス、ジェンダーといった超領域的な問題域からみえるように解読していかないとつかめないのである。
Table of Contents
- 序章 フリー・シンカーとして
- 1 思想の分水嶺ディスクール秩序の地盤変えの“場”
- 2 「思想の学校化」を超えて—資本主義と経済セックスの再生産
- 3 「消費の社会」のマスカルチャー—プラチック/権力のエコノミー
- 4 思想の批評批評の思想—消費産業社会のライフスタイル空間
- 5 文化生産とディスクール社会—書物と大学をめぐるプラチック
- 結語—「社会科学と哲学」の見直し
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