CiNii 図書 - 忠臣蔵の真相

著者

忠臣蔵の真相

飯尾精著

新人物往来社, 1988.4

内容説明

義士研究の第一人者・赤穂大石神社宮司が、誤伝と誇張に歪められた元禄事件の真相を解明してみせる最新著。テレビ・映画などで通説化された話にも意外な裏の裏があり、興味つきない４７話。全義士の略伝・家紋付き。

１　落花の章（浅野家の赤穂国替えは左遷だったか；吉良上野介の上杉綱勝毒殺説；長矩の禄高は５万３０００石か５万石か；宿坊の畳替えは御馳走人の役目にあらず；浅野内匠頭長矩の精神分裂症説）
２　短夜の章（恐怖と空腹で失神した上野介；「風さそふ」の辞世と仕損じた介錯；大石良雄養子説と山鹿素行護送説；家中の納得と上野介の処分を迫った嘆願書；火糞の土手と孫娘を忘れた九郎兵衛の逐電；株の上がった大野九郎兵衛その忠臣説）
３　野分の章（大石の遊興は祇園の一力か伏見の笹屋か；安兵衛高田馬場１８人斬りの真相；お軽勘平恋の道行き；Ｘデーは羽倉斎の書状で決る；岡野金右衛門「恋の絵図面取り」）
４　風花の章（天野屋利兵衛は無関係でござる；吉良左兵衛と戦った義士は武林か不破か；吉良上野介の致命傷；首一つたしかに請取り申候；大石良雄１８カ条の申し開き；助命を願っての鶴の料理と胃酸過多）

「BOOKデータベース」より