バロック音楽 : 豊かなる生のドラマ
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書誌事項
バロック音楽 : 豊かなる生のドラマ
(NHKブックス, 570)
日本放送出版協会, 1989.3
- タイトル読み
-
バロック オンガク : ユタカナル セイ ノ ドラマ
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注記
年表: p200-202
参考文献: p203-204
参考CD・LP・VD: p205-210
内容説明・目次
内容説明
音楽はバッハやヘンデルから始まる、と思われていたのはそう遠い昔のことではない。あの爽やかなヴィヴァルディの「四季」が鳴り響いたのは、昭和30年代であった。バロック音楽があるという発見は、人びとに生きる力と喜びを与えた。そして1980年代のいま、バロック音楽の生まれたままの響きを再現しようとする試みが盛んである。バロック音楽とは何か。その全貌と今日的意義を解く。著者は教会音楽やバッハの研究ですぐれた業績をあげ、第1回辻荘一賞を受けた(1988年)気鋭の音楽美学者である。
目次
- 1 装いに真実を求めて—バロック音楽の始まり
- 2 音楽による祝祭—オペラの誕生
- 3 この世における聖の開花—宗教音楽の高揚
- 4 廃墟に流れる歌—ドイツ音楽の目覚めと発展
- 5 歌うヴァイオリン—イタリアにおける器楽の興隆
- 6 大御代を輝かす楽の音—フランス音楽の1世紀
- 7 趣味さまざま—国民様式の対立と和合
- 8 音楽を消費する先進行—イギリスとヘンデル
- 9 神と人間に注ぐ愛—バッハにみるバロック音楽の深まり
- 10 数を数える魂—バロック音楽の思想
- 11 コーヒーを飲みながら、音楽を—18世紀における音楽の市民化
- 12 現代に息づくバロック—受容史と今日的意義
「BOOKデータベース」 より