首狩りと言霊 : フィリピン・ボントック族の社会構造と世界観
著者
書誌事項
首狩りと言霊 : フィリピン・ボントック族の社会構造と世界観
弘文堂, 1989.2
- タイトル別名
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首狩りと言霊
- タイトル読み
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クビガリ ト コトダマ : フィリピン ボントックゾク ノ シャカイ コウゾウ ト セカイカン
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注記
付: マリコン村領域と山林略図1986 (折込1枚)
参照文献: p370-383. 初出一覧: p367-369. 索引: 巻末
内容説明・目次
内容説明
「おまえが首狩りにあったら必ず復讐してやる」とオッチャス老は真剣な顔で言った。ルソン島北部の棚田耕作民ボントック族の間では、首狩りは象徴的な行為であると同時に、現実の紛争解決の一手段でもある。彼らの心理と行動の深層によこたわる首狩りの観念を鍵として、その社会構造と世界観を開示する。
目次
- 序章 本書の課題と方法
- 第1章 調査地の概観(フィリピン諸民族の系統と北ルソン山地民)
- 第2章 ムラの構成(ムラの枠組みと土地保有制度;生活空間の象徴的構成;方位観と方位名)
- 第3章 親族の構成(親族名称と親族範疇;家族と相続規範;養取慣行と伝統的親族制度)
- 第4章 儀礼体系と世界観(サンフォ—豚供犠の儀礼;ワリット—出産と親族;パットン—儀礼的首狩りの象徴論;チョノ—婚姻をめぐる儀礼の象徴論;アチョッグ—死をめぐる儀礼と世界観)
- 終章 首狩りと言霊
「BOOKデータベース」 より