山と木と日本人 : 森に生きる木曽人の暮らし
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書誌事項
山と木と日本人 : 森に生きる木曽人の暮らし
(NHKブックス : カラー版, C38)
日本放送出版協会, 1989.3
- タイトル読み
-
ヤマ ト キ ト ニホンジン : モリ ニ イキル キソビト ノ クラシ
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注記
参考文献: p169
内容説明・目次
内容説明
ヒノキの産出で知られる木曽地方の森林地帯。良質な木曽材は、日本の伝統的な木の文化に大きく関わってきた。近世以降の厳しい保護によって形成された美林の履歴と、自然と調和し、山とともに生きる木曽人たちの生活譜を紹介する。
目次
- 1 「木曽式伐木運材図絵」の世界(森に生きた杣人たち;伝統的な山落しの手法;自然を生かした小谷狩り;大川狩りとナカノリサン;筏送りと海上輸送)
- 2 木曽の森林と林政(木曽五木の美林;木曽ヒノキの特質;赤沢の自然休養林;木曽山利用の歴史;尾張藩の山林制度;『夜明け前』の木曽谷;国有林の果している役割)
- 3 木曽林業のいまむかし(木曽谷における森林鉄道;育林と木林生産;伊勢神宮の遷宮材;木をふんだんに用いた民家;薪木の利用と囲炉裏;クマザサ山の利用;森の中の野生動物と狩猟;渓流魚の漁撈)
- 4 木曽材でつくられる民具(木曽の風土と漆器製造;木目の美しい野根板;街道交通とお六櫛・塗り櫛;轆轤細工をつくる木地師;日常生活と結びついた木工品;木曽小木工品の盛衰)
- 5 森と木曽人の生活(木曽馬の飼育と草山;ヒダミなど木の実の利用;トチの実・クリと花漬;ササの実・ワラビ粉・山菜;ソバ栽培とその食文化;ヒエ作とダイコン栽培;赤カブ葉とササ葉で巻いた保存食;御岳山信仰と百草丸;山村集落滝越の暮らし)
「BOOKデータベース」 より