シンポジウム『資本論』成立史 : 佐藤金三郎氏を囲んで
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シンポジウム『資本論』成立史 : 佐藤金三郎氏を囲んで
新評論, 1989.4
- タイトル読み
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シンポジウム シホンロン セイリツシ : サトウ キンザブロウシ オ カコンデ
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注記
シンポジウム「『資本論』成立史をめぐる諸問題」(1987年11月28日, 於一橋大学経済研究所)を収録したもの
内容説明・目次
内容説明
読者は本書を、第一には、戦後のわが国の『資本論』成立史研究を絶えずリードしてきた佐藤氏自身の深刻な内面のドラマとして、第二には、討論を通して見られる佐藤説をめぐる激しい外的ドラマとして二重の視角から読まれることを希望する。そうすることによって読者諸氏はわが国の『資本論』成立史をめぐる壮大なドラマのほぼ全貌を理解できるにちがいない。海外の成果に精通し、『資本論』成立史研究の現在の到達点を前面的に展開した、最後の肉声による記録。
目次
- 第1部 『資本論』成立史の時期区分について
- 第2部 「中期マルクス」とは何か(『資本論』形成史研究の方法と「中期マルクス」の独自性;「消費のための生産」原理から「生産のための生産」原理へ)
- 第3部 「資本一般」の行方(1861〜63年草稿と「構成原理」の変化;「内的関連」と「競争での転倒した外的諸姿態」)
- 第4部 『資本論』第1巻出版以後(H.G.バックハウスによる論理=歴史説批判;マルクス貨幣生成論における叙述変更とその方法的含意について—G・ゲーラーの所説の紹介;課題「いかにして資本そのものが生産されるか」と独自・資本制生産様式)
- 第5部 『資本論』成立史研究の現状と問題点
- 第6部 『要綱』マルクスか『資本論』マルクスか
- 第7部 総括(「佐藤仮説」とは何か;討論の行方;「剰余価値に関する諸学説」評価の欠落;『資本論』成立史研究の在り方)
「BOOKデータベース」 より