隠喩としての建築
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隠喩としての建築
(講談社学術文庫, [866])
講談社, 1989.3
- タイトル読み
-
インユ トシテノ ケンチク
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
思想をコンストラクション(建築)から検討しようとしてきた柄谷行人は、それが本質的には「ゲーデル的問題」に帰着することを見いだした。しかし、これは西洋の思想的文脈とは別の問題で、日本では、ディコンストラクティヴであることを自覚していた。したがって、先ず建築的・形式的でなければならないと考えていた。本書は建築を隠喩として用い、哲学を知の建築とみなすことから始める表題論文のほか、形式の諸問題等を収録した。
目次
- 隠喩としての建築
- 形式化の諸問題
- 鏡と写真装置
- 検閲と近代・日本・文学
- 核時代の不条理
- 小島信夫論
- 内輪の会
- 言語という謎
- 伝達ゲームとしての思想
- 建築への意志
- 病の記号論
- 『隠喩としての病い』にふれて
- 80年代危機の本質
- アメリカの思想状況
- 中上健次への手紙
- サイバネティックスと文学
- 凡庸なるもの
- リズム・メロディ・コンセプト
「BOOKデータベース」 より