書誌事項

ソ連人のアメリカ観

下村満子著

(朝日文庫)

朝日新聞社, 1988.6

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ソレンジン ノ アメリカカン

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内容説明・目次

内容説明

「ソ連とアメリカの国民性は似ている」というのが、ソ連人の描いたアメリカ人像であり、自画像でもある。いま、体制の違いを超えて、米ソの相互理解を日本人記者に熱っぽく訴えるソ連人たちの姿は、やがて来るペレストロイカの時代を雄弁に物語っている。人間の顔をしたソ連人を知るために必読の長篇ルポ。

目次

  • ルポ 犠牲者二千万人の戦争体験
  • 代議員・官僚・軍人(アメリカの指導者と国民の間にギャップ;ソ連脅威論は軍事費用増やす口実;政治に世論が反映されないアメリカ;アメリカは核先制攻撃を狙っている)
  • 経済人(いまやアメリカは流入資本で軍拡維持;農業条件で恵まれている米国)
  • 学者(残念ながら、最も情報にうとい国民だ;米は、ソ連を歴史の私生児だと考えている)
  • 宇宙飛行士・パイロット(宇宙飛行士どうしソ米で同じ考え方をする;交際した市民は親切だった)
  • 文学者(非常にリベラルで、知的で、若く自由だった;アメリカ文学はよく読まれている)
  • 映画監督・演出家・芸術家(アメリカ映画への関心は大きい;良い国も悪い国もありはしない)
  • ルポ 反核運動は体制を超えて(ソ連の平和行進)
  • 平和運動家・老党員(アメリカの反戦組織と連帯している;会って心から話し合いたい)
  • 宗教者(アメリカの神父もやってくる;宗教がアメリカを安定させる)
  • スポーツ関係者(五輪も大統領選の手段にする;ソ米対立はスポーツ界にひどい痛手だ)
  • 労働者・学生(新しいものを導入する早さ;条件持ち出し軍縮に不熱心だ)
  • ジャーナリスト(母親としての気持ちは同じ;ソ連人記者への制限が多い)
  • さまざまな人たち(必ずや理解しあえる日がくる)
  • ソ連人のアメリカ観とアメリカ人のソ連観

「BOOKデータベース」 より

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