蘇るパレスチナ : 語りはじめた難民たちの証言

書誌事項

蘇るパレスチナ : 語りはじめた難民たちの証言

藤田進著

(新しい世界史, 12)

東京大学出版会, 1989.5

タイトル読み

ヨミガエル パレスチナ : カタリ ハジメタ ナンミン タチ ノ ショウゲン

注記

参考文献一覧 :巻末p1-9

内容説明・目次

内容説明

パレスチナの人々は、誰によってなぜ、難民化を余儀なくされたのか?人々は、アラブ世界の“混住の論理”こそが、パレスチナ再生の道と信じ、難民キャンプを拠点に「祖国」回復の闘いに立ち上がる。—それは、帝国主義とシオニズム、冷たいアラブと「国際政治」が作り上げた「中東和平」の虚妄性を告発する闘いでもあった。新しいパレスチナ現代史の誕生。

目次

  • 序章 難民キャンプの原風景
  • 第1章 パレスチナについての証言(1948年の村の戦いとの脱出;老人の抵抗の背景)
  • 第2章 反乱に立ち上がるアラブの民衆(ジハードのもとでの民衆結集;ファルハーンの村からの眺め;立ち去ったアラブ農民;ユダヤ人入植者とアラブの間の“溝”;貧民街のジハード宣言)
  • 第3章 ユダヤ人の友との別れ(ユダヤ人との平和;ユダヤ人の友との別れ;シオニズムの正体;アル・マンシーヤの最期)
  • 第4章 遠ざかる祖国(遠ざかる祖国;大人たちの熱狂;隣のウンム・イスマーイール;ファワーズ少年の難民体験)
  • 第5章 蘇るパレスチナ(蘇るパレスチナ人の抵抗;難民キャンプの革命模様)
  • エピローグ—パレスチナは蘇る

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示
詳細情報
ページトップへ