経量部の研究
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経量部の研究
春秋社, 1989.2
- タイトル読み
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キョウリョウブ ノ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
本書は昭和61年秋、東京大学に提出した学位論文「『順正理論』における上座の研究」に、多少の改訂を施して出版したものである。『順正理論』にしばしばその主張が引用された破拆される上座とは、玄奘三蔵のインドからもたらした伝承によると、経量部の論師シュリーラータであるという。そしてこのことは、『倶舎論』の諸註釈書の記述からも確認できる。
目次
- 第1章 経量部の歴史(『倶舎論』『順正理論』の諸問題;クマーララータ;シュリーラータ;諸論師の年代;経量部の歴史)
- 第2章 経量部の思想—シュリーラータの思想を中心にして(触処の法;極微の和集と和合—物質の捉え方;楽受;心の構造;有漏・無漏の規定—心と身体の関係;境と有境;「三世実有」説への反論;無為法の否定;心不相応行の否定;倶生因の否定;十二縁起;色界繋)
「BOOKデータベース」 より