ミステリ作家のたくらみ
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ミステリ作家のたくらみ
筑摩書房, 1988.11
- タイトル読み
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ミステリ サッカ ノ タクラミ
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内容説明・目次
内容説明
みずみずしいトリック精神に満ちあふれた作者のたくらみにめぐりあいたいという気持はいつになっても変ることはありません。この本はここ数年間にあちこちに書いた主としてミステリに関する文章をあつめたものです。読みものとしてもたのしめる解説をというのが一貫した試行(たくらみ)でした。
目次
- 1 まるで奇術のように(奇術とミステリの接点—『魔術ミステリ傑作選』;チェスタトンのはなれわざ;ブラウンは勿体ないが使いよい;女王陛下のミスディレクション—アガサ・クリスティー;ディクスン・カー『火刑法廷』の仕掛 ほか)
- 2 トリック・グラフィティー(ただめずらしくあほらしく—超能力者の演出;トンネル・ビジョン;ホームズは甦る—『シャーロック・ホームズ大全』;なつかしい語り口、いろいろ—『クイーンの定員』;だまし合い法廷—和久峻三『裁判官の陰謀』 ほか)
- 3 そして、うそ、まこと(ウィットのゲームのスーパー・ヒーロー;あっぱれなルール違反;虚構が時代をとびこえるとき—フォーサイス『第4の核』;うそとまことのタイトロープマン—半村良『闇の中の系図』;アナーキーな体制派サキのうそつき調理法 ほか)
「BOOKデータベース」 より