自由は土佐の山間より
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書誌事項
自由は土佐の山間より
三省堂, 1989.5
- タイトル読み
-
ジユウ ワ トサ ノ サンカン ヨリ
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注記
自由民権百年第三回全国集会(1987年11月21-23日:高知)の記録
内容説明・目次
内容説明
立志社が国会開設の建白を行なった1877年当時の土佐は僻遠の地で東京から高知まで4、5日の困難な旅だったが、新日本建設の方途を探る全国各地の青年はぞくぞくと土佐に来た。そして、地元民権青年たちが、“よしや南海苦熱の地でも、粋な自由の風が吹く”と歌いながら走り回っている渦中に飛び込み、民権学習に励んだ。それから100年後、奇しくもその土佐で自由民権100年第3回全国集会が開かれ、民主主義の危機を憂える多数の研究者と今日の民権家が参集し、「歴史に学び新しい歴史を切開く」ことを考え、語り、見聞した。本書はその全容である。
目次
- 土佐における未知の民権運動
- 自由民権と現代
- 自由民権運動における土佐の位相
- 自由党の活動と土佐派
- 初期高知県会と民権派
- 3大事件建白運動と土佐
- 大同団結運動について—立憲改進党とのかかわりを中心として
- 後藤象二郎の地方遊説
- 初期議会と民党
- 土佐の自由民権と部落問題
- 自由民権運動と明治地方自治制
- 地域社会の変容と地方自治要求
- 自由民権運動の遺産継承と資料の発掘にふれて
- 民権100年運動から資料館への道
- 自律民権の遺産と今日的意義
- フランス革命と女性—人権宣言と女権宣言
- 「女権小説」の世界—女子参政権の問題を中心に
- 地域における民主主義運動と歴史研究活動について
- 現代の自由民権—平和的生存確立の課題
- 座談会「自由民権と現代」まとめ
- 「たのしい民権教室」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より