板前さん、ご用心 : 蜀山人・大田南畝の推理
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板前さん、ご用心 : 蜀山人・大田南畝の推理
文芸春秋, 1989.3
- タイトル読み
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イタマエサン ゴヨウジン : ショクサンジン オオタ ナンポ ノ スイリ
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内容説明・目次
内容説明
当文政元年で70歳、いまだ隠居も出来ない、百俵7人扶持の貧亡御家人、大田南畝。水練以外の武術はまるで不得手ながら、蜀山人・四方赤良・山手馬鹿人など多くの筆名は、狂歌、黄表紙、洒落本の作者として、知らぬ人とてない。加えて長嶋奉行所勤務時代に会得した、オロシャ語、エゲレス語の達人でもある。伊能忠敬、「八百善」の清吉と出かけた大山参りの帰途、江ノ島の旅館で、「八百善」の板前だった江戸一番の名包丁〈料理人〉、栄蔵に再会したが、それも束の間、栄蔵は庭から黒覆面が投げた出刃で殺された。どうやら、事件の鍵は栄蔵が死の直前に作った〈見立献立〉にあるらしい。元年中首座、松平定信のサロンに集まる一騎当千の文化人たちをブレーンに、蜀山人・大田南畝の推理は冴えわたる。ユーモア時代推理書下ろし。
「BOOKデータベース」 より