昭和史の家
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昭和史の家
文藝春秋, 1989.5
- タイトル読み
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ショウワシ ノ イエ
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内容説明・目次
内容説明
宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。
目次
- 第1部 人とその家(「新・平家物語」を生んだ草思堂 吉川英治;戦後日本の進路を決めた宰相の私邸 吉田茂;世界的碩学が愛した古都の「静処」 湯川秀樹;名優の終焉の地・竹心庵 尾上菊五郎6代目;プロ野球の父が名付けた「不老門」 正力松太郎;日本の文豪が鎌倉に見出した終の栖 川端康成;超高層時代を拓いた財界人の思索の場 鹿島守之助;画壇の大御所が建てた数寄屋造り 横山大観;大詩人の塊に息吹を与えた湘南の家 堀口大学;トランプ占いを好んだ指導者の邸宅 佐藤栄作;「丹下左膳」が京に築いた豪奢な空間 大河内伝次郎;“まれびと”が半生を過した借家 折口信夫;国際的「板画」を生み出したアトリエ 棟方志功;保守合同の舞台となった音羽御殿 鳩山一郎;文学の耽美と陰翳の極致・白壁御殿 谷崎潤一郎;話芸の大家が俗外に遊んだ「夢庵」 徳川夢声;勝負師と呼ばれた名監督のダグアウト 水原茂;津軽の地に残された「斜陽」の館 太宰治;「ビルマの竪琴」と思想家の接点 竹山道雄;永遠の二枚目が設計した部屋 長谷川一夫;茶人でもあった実業家の雅俗山荘 小林一三;「一本刀土俵入」が書かれた舞台裏 長谷川伸;社会派の巨匠に見る住まいと緑の融合 石川達三;ケインズを原書で愛読した首相の書斎 石橋湛山;ギリシャ哲学を究めた京都鹿ケ谷の居 田中美知太郎;ロマンの旗手が具現したアポロの庭 三島由紀夫)
- 第2部 歴史と空間(ホテルニューグランド;東大安田講堂;綱町三井倶楽部;聖路加国際病院;総理大臣官邸;自衛隊市ケ谷駐屯地;交詢社;小樽鰊御殿;府中刑務所;旧岩崎久彌邸;原爆ドーム;国会議事堂;摩周丸;旧金毘羅大芝居;豊平館;日比谷公会堂;中村遊廓・稲本楼;東京都庭園美術館;東京駅)
「BOOKデータベース」 より