倫理のプロブレーマ : 精神の成熟をはばむ現代の社会
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倫理のプロブレーマ : 精神の成熟をはばむ現代の社会
梓出版社, 1989.4
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リンリ ノ プロブレーマ : セイシン ノ セイジュク オ ハバム ゲンダイ ノ シャカイ
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Description and Table of Contents
Description
現代の生活は便利になり、より快適になることによって、私たちはものごとをあまり深く考えずに、社会の流れに流されているように思われます。ですから、人を内面から揺り動かす経験の深さが希薄化していくように思える現代において、私たちの生き方をその根底から規定するような真実をさぐりあてることが必要になるのです。誰もが感じている現代の社会の軽薄さを前にして、もう1度自分自身を、そして自分たちが生きている社会を見直そうというのが、本書のねらいです。
Table of Contents
- 第1章 問題としての倫理(倫理は道徳ではない;自分の問題としての倫理;倫理の根本問題;哀しみと精神の成熟)
- 第2章 「おとなになる」こと(モラトリアム化?;通過儀礼;「おとなにしない」社会;嘘の自分と本当の自分)
- 第3章 暴力(家庭内暴力と自立;マイナスの表現としての暴力;否定する社会と社会の否定)
- 第4章 働くこと(働くことの意味;疎外された労働;労働から働くことへ)
- 第5章 遊び(没我の戯れ;ゲームとしての文化;変容としての遊び)
- 第6章 老いと死(老人の生きがい;死への不安;現代の死)
- 第7章 教育(教育=学校?;近代学校制度の確立;出世の道具としての学校;評価)
- 第8章 テレビ(テレビの催眠性;テレビの中毒性;テレビと人間関係)
- 第9章 スポーツ(近代的スポーツの誕生;見せ物としてのオリンピック;現代のスポーツ)
- 第10章 性(純潔と結婚;性と愛;現代の性)
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