ペテルブルグ悲歌 : アフマートワの詩的世界

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ペテルブルグ悲歌 : アフマートワの詩的世界

安井侑子著

中央公論社, 1989.6

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ペテルブルグ ヒカ : アフマートワ ノ シテキ セカイ

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主要参考文献:p331〜332

Description and Table of Contents

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世紀末の夢想につつまれたツァールスコエ・セローでの少女時代。1900年初頭には、愛と夢、幸福と死をうたい、ペテルブルグ詩壇の若き女王、ロシアのサフォーと讃えられたアンナ・アフマートワ。たが、それにつぐ第一次大戦、革命、内戦、粛清、第二次大戦という歴史の大波は、ロシアの運命と同様に詩人の運命を一変させずにはおかない。文学史から抹殺されたアフマートワは、半世紀、死のカレンダーに覆われながら、内的世界を深め、ロシアの受苦と蘇生への祈りを詩に刻みつづける。禁忌の烙印をつけられた輝かしい詩人たちのひとり、プーシキンの“遥かなる娘”アフマートワの、初めての書下し評伝。

Table of Contents

  • 序章 ドストエフスキーのロシア
  • 第1章 皇帝村の水の精
  • 第2章 詩の出発—「銀の時代」
  • 第3章 処女作『夕べ』
  • 第4章 カフェー『野良犬』のボヘミヤンたち
  • 第5章 戦争と革命
  • 第6章 1921年夏
  • 第7章 二つのロシア—アフマートワとマヤコフスキー
  • 第8章 『ANNO DOMNI MCM XXI』
  • 第9章 沈黙とミューズ
  • 第10章 1930年代の始まり
  • 第11章 『レクイエム』
  • 第12章 1940年—〈記憶〉への旅の始まり
  • 第13章 十字架の街
  • 第14章 ジュダーノフ批判
  • 第15章 忘却の河の向う岸
  • 第16章 『ヒーローのない叙事詩』
  • 第17章 コマローヴォの春

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