「日本人になれない」中国孤児 : 官僚と帰国者たち
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「日本人になれない」中国孤児 : 官僚と帰国者たち
洋泉社, 1989.4
- タイトル読み
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ニホンジン ニ ナレナイ チュウゴク コジ : カンリョウ ト キコクシャタチ
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内容説明・目次
内容説明
四十余年振りの祖国。中国孤児たちは希望に胸ふくらませて帰ってくる。しかし、そこに待っていたのは「都市には住宅がない。地方へ行け」という厚生省官僚の半強制的“命令”だった。豊かな国で、中国帰国者は二度目の“棄民的生活”を送っている。が、厚生省にすりよるマスコミはこれを報じようとしない。国民の耳と目をふさぎ、中国帰国孤児の地方棄民政策が進行している。中国残留孤児問題全国協議会会長(元朝日新聞記者)が告発する衝撃の事実とは?誰も書かなかった中国帰国孤児の悲劇。
目次
- 1 「金に色はついていない」(6対126で局長抗議を可決;日の目をみなかった抗議文;暴徒化する帰国孤児の一団;打ち壊された修了式;警察の任意出頭を拒否;帰国孤児、大臣に申入書;孤児全協も大臣に陳情書;就籍費用は1件100万円から)
- 2 無視される帰国孤児の人権(人権救済申立書を提出;門前払い「働け、生活保護を打切るぞ」;中国孤児人権問題に二つの結論;外国人登録で国会論議;ある美人孤児の死;5世帯18人帰国、2カ月半で借金“200万円”;救いようのない孤児も)
- 3 官僚行政で孤児は日本人になれない(新聞社の酒を飲み、取材協力?;“帰国者配給所”所沢センター不要論;不明朗な第2次自立センター新設;官僚の二枚舌;これが官僚の「常識」;地方官僚に泣かされるボランティア;帰国者住宅はゼロ要求;突然の退官;起ち上がらない満蒙義勇軍)
「BOOKデータベース」 より