最近憲法論 : 上杉慎吉対美濃部達吉
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書誌事項
最近憲法論 : 上杉慎吉対美濃部達吉
(Misuzu reprints, 20)
みすず書房, 1989.8
- タイトル読み
-
サイキン ケンポウロン : ウエスギ シンキチ タイ ミノベ タツキチ
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注記
実業之日本社大正2年刊の復刻
内容説明・目次
内容説明
「天皇機関説」が日本近代史で問題になったのは時をおいて2回ある。第1回(1912)は学説上の、学者間の論争であったが、第2回(1935)はいわゆる国体明徴問題として政治的事件となり、中心の学者・美濃部達吉が攻撃追放の対象となり、また、日本国家が狂気の戦争へ驀進する大きなモメントともなった。「最近憲法論」はその第1回の学説論争の主要16論文を収める。美濃部達吉と上杉慎吉のほか、穂積八束、市村光恵、浮田和民、井上密、織田萬らの意見も含んでいる。
目次
- 国民教育帝国憲法講義を評す(美濃部達吉)
- 国体に関する異説(上杉愼吉)
- 上杉博士の「国体に関する異説」を読む(美濃部達吉)
- 再び国体に関する異説に就て(上杉愼吉)
- 国体の異説と人心の傾向(穂積八束)
- 上杉博士を難ず(市村光恵)
- 無用なる憲法論(浮田和民)
- 予の国体論と世論(上杉愼吉)
- 統治権の主体(井上密)
- 国体と民政(織田萬)
- 近時の政界に於ける憲法問題(美濃部達吉)
- 国体と憲法の運用(上杉愼吉)
- 帝国の国体と帝国憲法(美濃部達吉)
- 帝国憲政の前途(市村光恵)
- 国体及政体(上杉愼吉)
- 国家及政体論(美濃部達吉)
「BOOKデータベース」 より