浮世又兵衛行状記
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浮世又兵衛行状記
文芸春秋, 1987.10
- タイトル読み
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ウキヨ マタベエ ギョウジョウキ
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内容説明・目次
内容説明
浮世絵の祖は、菱川師宣といわれている。しかし、近年の研究によれば、岩佐又兵衛こそ桃山期の風俗画と江戸期の浮世絵の橋わたし役をはたした可能性がきわめて高いとかんがえられるようになった。いや、浮世絵そのものの元祖かもしれぬのだ。又兵衛は信長に反逆した武将荒木村重の遺子である。母は京の六条河原で信長に磔にされたが、又兵衛はあやうく難をのがれ、本願寺教団にかくまわれて絵師として成長する。のちに越前北ノ庄の藩主松平忠直に招かれ、ここに定住して数々の傑作を生む。
「BOOKデータベース」 より