ガン回廊の炎
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書誌事項
ガン回廊の炎
講談社, 1989.7
- タイトル読み
-
ガン カイロウ ノ ホノオ
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注記
本書は,『NEXT』誌に1988年1月号から12月号まで12回にわたって『続・ガン回廊の朝』の題で連載された作品の構成を大幅に変更,加筆して改題したもの
主な引用・参考文献:p.592〜601
内容説明・目次
内容説明
大きく変貌し前進するガン医学・医療—。21世紀へ向けて確かな橋頭堡を築くために、様々な領域で情熱の炎を燃やしつづける人たちの苦闘とその成果の記録。『ガン回廊の朝』から10年、待望の意欲作。
目次
- 第1部 病院長・市川平三郎は読影台に掛けられたX線写真を見て、「これは早期胃ガンですね」といって、さらに氏名欄をのぞいた。そこにはまぎれもなく自分の名前が
- 第2部 その患者は昨日食道ガンの大手術を受けたばかりなのに、もう新聞を読んでいた。麻酔科医・平賀一陽は硬膜外モルヒネの威力に驚き、「みんな見てこいよ」といった。
- 第3部 1982年夏、TNFという物質が“夢の制ガン剤”として誇大に報道された。「32歳の妻のためにTNFを」。末期患者の夫の行動が政治を動かし
- 第4部 外科医・土屋了介は高齢者の肺ガンでも切れるはずだと、徹底的に研究をして、86歳のタエの手術に臨んだ。2週間後、タエはスタスタと歩いて帰るではないか。
「BOOKデータベース」 より