ニューロンとリセプター

書誌事項

ニューロンとリセプター

竹中敏文著

培風館, 1989.7

タイトル読み

ニューロン ト リセプター

注記

参考書:p.157

内容説明・目次

内容説明

生体が内外の環境変化に応じて、正確かつ迅速に自己調節を行えるのは、脳を中枢とする神経細胞とシナプスの働きによるところが大きい。本書は、神経細胞や生体膜の基礎的な構造をはじめ、各種チャンネル機構、シナプスによる興奮の伝達、さまざまな情報伝達物質とそのリセプター、軸索輸送のメカニズムなどに関する最新の知見やデータを意欲的に講述したものである。さらに、神経科学の分野における研究史を随所に盛り込みながら、図表を豊富に用いてわかりやすく解説を進めている。

目次

  • ニューロン(ニューロン説;神経細胞の構造;細胞内小器官;細胞骨格系)
  • 生体膜(膜のモデル;膜の構成成分;膜分子の流動性;膜裏打ち構造体;生体膜の物質輸送;融合)
  • 興奮性膜の生理学(生物電気の研究史;細胞内電位と静止電位;膜の電気生理;ナトリウム説;興奮時の膜電流の解析;活動電位;Ca2+チャンネル;カルモジュリン;K+チャンネル;陰イオンチャンネル;神経線維の興奮)
  • シナプス(興奮の伝達;興奮性シナプス;抑制性シナプス;シナプス前性での調節;シナプス後性での調節;シナプスの自己調節;シナプスの可塑性;伝達物質の放出)
  • 細胞の情報受容とその伝達機構(細胞の情報伝達;細胞のリセプター;細胞膜のリセプター;チロシンキナーゼ内在系;細胞質リセプター)
  • 伝達物質とリセプター(化学伝達説の誕生;アセチルコリン;GABA;アドレナリン;ドーパミン;セロトニン;サブスタンスP;グルタミン酸;ヒスタミン;Blackの研究‐βブロッカーとH2‐リセプター拮抗薬を追って)
  • 軸索輸送(神経線維内の物質輸送;研究史;測定法;軸索輸送の分類;軸索輸送と細胞骨格系;チューブリン‐キネシン系と軸索輸送;キネシンと軸索輸送の方向性;NGFと軸索輸送;化学伝達物質と軸索輸送)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BN0387219X
  • ISBN
    • 4563038865
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi,163p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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