女性俳句の世界
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書誌事項
女性俳句の世界
(岩波新書, 新赤版 91)
岩波書店, 1989.10
- タイトル読み
-
ジョセイ ハイク ノ セカイ
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内容説明・目次
内容説明
「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」「短夜の看とり給ふも縁かな」。今、空前の女性俳句ブームといわれる。女性はなぜ俳句を作るのか。男性と女性の句に違いはあるのだろうか。加賀の千代女から杉田久女・細見綾子に至る近世から現代までの女性俳人12人を選び、ひたむきに自己表現を求める彼女らの生きざまと、作品世界の魅力を解き明かす。
目次
- 田捨女—丹波に生まれた清冽な魂
- 斯波園女—才と気骨のプロ俳人
- 千代女—北国に生きた柔艶の女性
- 榎本星布—近代的感覚の詩性と孤愁
- 田上菊舎—瀟洒・闊達の文人尼
- 竹下しづの女—強靭な意志と知の人
- 杉田久女—端正・優艶のナルシシズム
- 橋本多佳子—はげしい気息と感性の才媛
- 三橋鷹女—幽玄・華麗な老年を描く
- 中村汀女—豊潤な母性とこまやかな日常諷詠
- 石橋秀野—凄絶のいのちをうたう
- 細見綾子—生涯を貫く無礙の詩心
「BOOKデータベース」 より