アイロニーの効用 : 「資本論」の文学的構造

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アイロニーの効用 : 「資本論」の文学的構造

ロバート・ポール・ウルフ[著] ; 竹田茂夫訳

(りぶらりあ選書)

法政大学出版局, 1989.10

Other Title

Moneybags must be so lucky.

Title Transcription

アイロニー ノ コウヨウ : シホンロン ノ ブンガクテキ コウゾウ

Available at  / 95 libraries

Description and Table of Contents

Description

私の目的は単にマルクスのテキストを解説しようとすることにはなく、その情緒的な力の幾分でも、もう一度呼び起こそうとすることにある。マルクスの文学的に見事なアイロニカルな言説とブルジョワ社会の現実の性格に関するかれの「形而上学的」説明の間にはどのような論理的関連があるのか。なぜマルクスは自分自身で設定した知的作業をやり遂げるためにあのような文体を選ぶ必要があるのか。本書は一つの解答の試みである。

Table of Contents

  • 文体の存在論的前提
  • 工場と洞窟 資本主義の転倒した世界
  • ファインシュメック夫人のパンケーキ あるいはブルジョワ経済学の風変わりなカテゴリーに関するノート

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