近代経済人の宗教的根源 : ヴェーバー、バクスター、スミス

書誌事項

近代経済人の宗教的根源 : ヴェーバー、バクスター、スミス

梅津順一 [著]

みすず書房, 1989.10

タイトル読み

キンダイ ケイザイジン ノ シュウキョウテキ コンゲン : ヴェーバー バクスター スミス

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内容説明・目次

内容説明

経済学の前提する「経済人」は、禁欲的プロテスタンティズムの文化の中で生まれた。バクスターを仲立ちにヴェーバー研究からスミスにつながる道を切り開く。

目次

  • 問題の所在—ウェーバー・テーゼをめぐる研究史的状況
  • 第1章 ヴェーバー批判の歴史的根拠と理論的根拠(経済史的批判—「資本主義の精神」をめぐって;宗教史的批判—「世俗内的禁欲」をめぐって)
  • 第2章 宗教の「行為への心理的起動力」について(はじめに—ヴェーバー・テーゼの論理的構造;問題の焦点—宗教の「行為への心理的起動力」とその論拠;イギリス・ピュウリタニズムとリチャード・バクスター;ピュウリタニズムにおける「世俗内的禁欲」の形成;「世俗内的禁欲」の日常的定着)
  • 第3章 宗教倫理における「合法的営利」について(ピュウリタニズムにおける経済生活の宗教的意味;禁欲的生活態度における経済的行動の原則;ピュウリタニズムにおける市場経済の宗教的評価)
  • 第4章 ピュウリタニズムの「倫理」とアダム・スミスの「近代的経済人」(ヴェーバーにおける「近代的経済人」の原像—倫理的資質としての「資本主義の精神」;スミスにおける「道徳感情」と「近代的経済人」;ピュウリタニズムにおける「感情の統御」;スミスにおける神と人間)
  • 結論と展望

「BOOKデータベース」 より

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