日本映画の現場へ
著者
書誌事項
日本映画の現場へ
(リュミエール叢書, 3)
筑摩書房, 1989.7
- タイトル読み
-
ニホン エイガ ノ ゲンバ エ
大学図書館所蔵 件 / 全49件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
誕生する、その瞬間を見届けること。精力的に撮影現場をたずね、日本映画の現在を探り続けてきた著者が、ずばぬけた面白さに満ちあふれる現場ルポを、ここに集成。シネアストたちの魅力的な横顔、熱い肉声が、読者を一気に〈映画〉の核心へとひき込む。
目次
- 中島貞夫の現場へ—『制覇』 やくざ映画の復活か、映画の夢の蘇生か
- 三村晴彦の現場へ—『天城越え』 大型新人の映画的情熱の行方
- 小沼勝の現場へ—『縄と乳房』 官能的な映画の肉体が誕生するとき
- 田中登の現場へ—『丑三つの村』 ヤバイ魅力の映画が挑発する
- 横山博人の現場へ—『卍』 関係の渦が関係のドラマを生む
- 森田芳光の現場へ—『家族ゲーム』 新しいタイプの映画職人が行く
- 神代辰巳の現場へ—『もどり川』 無頼の歌人に熱い映画魂を託して
- 工藤栄一の現場へ—『逃がれの街』 青春の日常からハードボイルド活劇へ
- 伊藤俊也の現場へ—『白蛇抄』 エロチシズム映画と映画的エロスと
- 森崎東の現場へ—『生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』 映画的エネルギーが爆発する狂騒曲
- 石井聡亙の現場へ—『逆噴射家族』 破天荒な“家族アクション映画”の出現
- 崔洋一の現場へ—『友よ、静かに瞑れ』 映画精神としてのハードボイルド
- 井筒和幸の現場へ—『二代目はクリスチャン』 “虚構の虚構”のエロスが弾む
- 鈴木則文の現場へ—『大奥十八景』 “摩訶絶品”の娯楽映画を求めて
- 沢井信一郎の現場へ—『めぞん一刻』 監督と女優の闘い、そして遊び心
- 相米慎二の現場へ—『光る女』 転変を生きることのダイナミズム
- 山下耕作の現場へ—『竜馬を斬った男』 悲しく魅力的な1匹の鬼が出現する
- 深作欣二の現場へ—『華の乱』 面白さへむけて闘う祭り
- 宙吊りの楽しさに魅せられて—『日本映画の現場へ』の現場〈対談〉蓮実重彦・山根貞男
「BOOKデータベース」 より