日本人と国際化
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書誌事項
日本人と国際化
吉川弘文館, 1989.11
- タイトル読み
-
ニホンジン ト コクサイカ
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内容説明・目次
内容説明
日本は経済力の増大とともに、国際社会に重要な地歩を占める存在となった。しかし、日本人は果して国際人と言いうるであろうか、また国際政治における日本、など問題は多い。本書は日本人と「国際化」の問題を民族の特殊性からも論じ、新たな時代に我々は何を考え、いかに対応すべきかを、具体例を挙げて多方面から考察した著者独自の日本人論である。
目次
- 「国際化」とは何か(百家争鳴の「国際化」論;状況か状況に対する対応か;栗本一男の「国際化」論 ほか)
- 日本人論・日本文化論をめぐって(近隣民族・国民との比較;「国際化」のイデオロギー化ないしはイデオロギーとしての「国際化」;国際日本文化センター批判)
- 異端の自由・異質なものの認容(ある内なる「国際化」の結末;「国旗」「国歌」と「国際化」;異端の排除 ほか)
- 日本人の民族性と「国際化」への対応(「頑張る」日本人;中心と周縁;「周縁国家」日本;パックス・アメリカーナの終焉;変化した米国;日米比較「責任」論;「いさぎよさ」の美学;異文化理解;日本の国際交流の伝統;文化の流入・流出のバランス ほか)
- 歴史的意識醸成として文化財保護(日本人の歴史意識;生活の利便か文化財保護か;文化財と地方の街と都会人;文化財と観光;文化財と地域の行政機関・住民・学者 ほか)
- 歴史意識醸成としての町並み保存(個の連続としての町並み;日本における町並み;欧米における町並み;中間総括;人間と車と町並み ほか)
- おわりの前に
「BOOKデータベース」 より