書誌事項

王舎城の悲劇と救い

五十嵐明宝著

弥生書房, 1989.4

タイトル読み

オウシャジョウ ノ ヒゲキ ト スクイ

内容説明・目次

内容説明

提婆達多の甘言にのり父王を殺し王位を奪った阿闍世の苦悶と、釈尊による救いのようすを主軸に描き、オイディプス王の物語などとも比較しながら、混迷する現代に即して心のありかたを探る。

目次

  • 第1章 王舎城の悲劇(ビンビサーラ王の死;阿闍世太子とデーヴァダッタ;阿闍世王の後悔;六師外道の誘い;ブッダへの帰依)
  • 第2章 悲劇の主人公たちの救い(ビンビサーラ王;韋提希夫人;阿闍世王;デーヴァダッタとイッチャンテカ)
  • 第3章 浄土教と五逆謗法の救い(浄土経典に見られる五逆と謗法;曇鸞と善導とにおける五逆・謗法の救いと除去;無生法忍をめぐって;親鸞における五逆と謗法の救い;『弁正論』に見られる問題)
  • 第4章 阿闍世王の救いと現代(阿闍世とオイディプス;六師説と現代の狂気;慚愧と救い;大慈悲による摂取)

「BOOKデータベース」 より

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