「ベンゲット移民」の虚像と実像 : 近代日本・東南アジア関係史の一考察

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「ベンゲット移民」の虚像と実像 : 近代日本・東南アジア関係史の一考察

早瀬晋三著

同文舘出版, 1989.11

タイトル別名

The myth and the reality of the Japanese "Benguet emigrants" in the Philippines, 1903-1905

ベンゲット移民の虚像と実像 : 近代日本東南アジア関係史の一考察

タイトル読み

ベンゲット イミン ノ キョゾウ ト ジツゾウ : キンダイ ニホン トウナン アジア カンケイシ ノ イチコウサツ

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注記

史料と参照文献: p270-282

内容説明・目次

内容説明

フィリピンの「夏の首都」バギオに通ずるベンゲット道路は、難工事のため4年の歳月と多数の労働者を使役して明治38年に開通した。日本人も労働者集団の一翼を担い、日本ではこれらの「ベンゲット移民」が「米中比人になしとげられなかった難工事を日本人の多大の血と汗と精神力で完成させた」と言い伝えられている。しかし、米比の史料はおろか日本の外交史料にもその「事実」を示す記録はない。その「実像」と「虚像」の成立過程を考察する。

目次

  • 序章 日本における「ベンゲット移民」像と史料
  • 第一章 世紀転換期の日本とフィリピン
  • 第二章 ベンゲット道路工事概要
  • 第三章 ベンゲット道路工事労働者
  • 第四章 「ベンゲット移民」像
  • 第五章 「ベンゲット移民」虚像の成立
  • 終章 「虚像」成立の背景

「BOOKデータベース」 より

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