松尾芭蕉
著者
書誌事項
松尾芭蕉
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1989.8
- タイトル読み
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マツオ バショウ
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内容説明・目次
内容説明
俳諧は、人びとの集いのなかで成り立って来た文芸である。より深い俳句の鑑賞のためには、「座」をなした人びとと読み手の心情が、たとえ時と所をへだててはいても、ひびき合うことが大切だ。この本は、芭蕉の発句の中の、時代・社会・文化のまじわるところに注目しながら、その魅力の源泉をとき明かす。
目次
- 冬の部(旅人とわが名呼ばれん;草枕犬も;しぐるるや田の木枯や頬腫痛む;乾鮭も空也の ほか)
- 夏の部(馬ぼくぼく;団扇とつてあふがん;蛸壷やはかなき夢を;田一枚植ゑて;閑かさや岩に ほか)
- 秋の部(芭蕉野分して;野ざらしを心に;道のべの木槿は;送られつ送りつ;文月や六日も ほか)
- 春の部(薦を着てたれびと;木曾の情雪や;山里は万歳遅し;春なれや名もなき山;水取りや氷の僧の ほか)
「BOOKデータベース」 より