レ・ミゼラブル
著者
書誌事項
レ・ミゼラブル
講談社, 1987.5
- タイトル別名
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Les misérables
- タイトル読み
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レ ミゼラブル
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レ・ミゼラブル
1987
限定公開 -
レ・ミゼラブル
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注記
年譜:p602-605
内容説明・目次
内容説明
『レ・ミゼラブル』は『復活』とならんでわが国でもっとも知られている外国小説だと言っていいだろう。明治20年早くも井上勤による翻案があらわれ、その後『万朝報』に連載された黒岩涙香の『噫無情』によってひろく人口に膾灸し、大正時代には脚色されて新派で上演されたばかりか映画化さえおこなわれているのである。むろんそれは、一片のパンを盗んだため19年間牢獄につながれ、人間不信のどん底に突きおとされたジャン・ヴァルジャンが、司教ミリエルの寛容をまえに人間への信頼をとりもどし、どこまでもつけ狙う警視ジャヴェールの手を逃れながら、薄倖の女ファンチーヌの遺児コゼットを守りたどっていく波瀾万丈の物語が、コゼットとマリユスの純愛に彩られて読むものを惹きつけずにはおかぬからだ。
「BOOKデータベース」 より