出処進退について : 昭和史省察
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出処進退について : 昭和史省察
みすず書房, 1989.12
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シュッショ シンタイ ニ ツイテ : ショウワシ ショウサツ
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
210.7//O37S0018936*
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Description and Table of Contents
Description
昭和天皇が敗戦に際して出処進退を誤ったこと、それは近代日本の政治的・倫理的無感覚の長い歴史の結果としてあるとともに、戦後のその持続のスタートともなった。敗戦という近代天皇制にとって最大の危機、それを生き延びさせたものは何であったかを追跡した「出処進退について」。そして旧帝国憲法に照らしても、天皇には「法的な」戦争責任ありと論証した「明治憲法と昭和天皇」等々、これらを、一個の在野の歴史研究家である著者は「私の〈昭和葬送曲〉」とよぶ。
Table of Contents
- ウィラード・プライスの天皇制論
- 出処進退について—昭和天皇在位小史
- 明治憲法と昭和天皇—戦争責任の法的形態
- 中国東北の暑い夏
- 日本軍の残虐行為をめぐって
- 惨劇の諸相
- 南京事件についての3冊の本
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