紫式部すまいを語る : 王朝文学の建築散歩
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紫式部すまいを語る : 王朝文学の建築散歩
TOTO出版, 1989.11
- タイトル読み
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ムラサキシキブ スマイ オ カタル : オウチョウ ブンガク ノ ケンチク サンポ
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内容説明・目次
内容説明
紫式部が雅びの時代の人々に恋を語らせた場所は…。王朝・中世・近世各時代の10編の文学作品を通じて、日本人が古来もっている住まいに対する関心や、住居、暮らしの有様を探る3部作。
目次
- 自然と共存してきた日本のすまい—家の作りやうは夏をむねとすべし・文学に建築が見える
- 恋の歌、愛の歌、その舞台となる万葉人のすまい—わがやどのすだれ動かし秋の風吹く・万葉集
- 閉鎖空間と開放空間、そしてあいまいな空間—ほのかな光、艶なる話・源氏物語
- ユカの高さかが空間の格を示す—落窪なる所に住んだ姫・落窪物語
- 夏も良く冬も良し、恋人とならさらに良し—春はあけぼの、雪は桧皮葦・枕草子
- 舞台に満ちる平安の秋—酒宴の遊舞さまざまなり・夢幻能・融
- 歌人能因の奥州への旅—秋風ぞ吹く白河の関・能因法師の歌
- すだれの奥の世にもまれなる人—けはい気高く清げなり・今昔物語
- 池に月うつし、松に琴を聞く—月かげゆかしくは、南おもてに池を掘れ・梁塵秘抄
- 地震・舞台・出産、歌人定家が記録する—長押をなぜ打たぬか、地震に効くのに・定家明月記
「BOOKデータベース」 より