北原白秋 : 近代詩のトポロジー
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北原白秋 : 近代詩のトポロジー
思潮社, 1989.10
- タイトル読み
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キタハラ ハクシュウ : キンダイシ ノ トポロジー
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注記
主要参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
明治・大正・昭和と時代にそって様々な変遷を重ねた北原白秋の詩的空間。近代の命運を体現しながらも、その多義的で官能的なパノラマ空間を、都市論、記号論などを援用しつつ再検当する。均質化し規範化した現在の詩が忘れさった、アイロニカルな矛盾に満ちた白秋詩という魅力的なもう一つの表現史の光源を提示する。期待の新進批評家の野心的な長篇処女評論集。
目次
- 序章 童謡という病
- 1章 近代詩のトポロジー(〈血〉の変遷—詩集『邪宗門』;都市空間における白秋—詩集『思ひ出』;白秋における東京空間—詩集『東京景物詩及其他』;放埓と鎮静—詩集『畑の祭』・『真珠抄』;アフォリズムの可能性—詩集『白金之独楽』;美学による戦術—詩集『水墨集』;震災後の詩法—詩集『海豹と雲』;帝国主義下の白秋—詩集『新頌』)
- 2章 白秋的問題の諸相(自伝の系譜;「たそがれどき」考;姦通の詩学;国民詩人という蔑称;戦後詩における白秋的問題;白秋と小笠原島;都市文学としての白秋)
- 終章 白秋=近代詩のエテロトピー
「BOOKデータベース」 より