フィンランドの知恵 : 中立国家の歩みと現実
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書誌事項
フィンランドの知恵 : 中立国家の歩みと現実
サイマル出版会, 1990.1
- タイトル別名
-
Finland : myth and reality
- タイトル読み
-
フィンランド ノ チエ : チュウリツ コッカ ノ アユミ ト ゲンジツ
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内容説明・目次
内容説明
ソ連のペレストロイカが、東欧の大変革とヤルタ体制崩壊の世界史的転換を生みだすなかで、「フィンランドの知恵」があらためて注目されている。「冬戦争」以来、隣国ソ連に対抗して独自の国家建設をはかった、北欧の小国の現代史を簡潔に描く。
目次
- 生き残りから成功へ—プロローグ
- 1 嵐の時代—ロシア・コネクション(隣国ロシアの圧迫;冬戦争—1939〜40年;継続戦争—1941〜44年;敗北のなかの勝利;ヤルタの影)
- 2 外圧と内圧—民主国家への試練(共産主義者の挑戦;フィンランド=ソ連条約—1948年;新たなコンセンサス—冷戦から共存へ;急速な経済発展—欧州経済圏への総合;中立政策の模索;パーシキヴィ=ケッコネン路線)
- 3 小国の中立戦略—国益をどう守るか(ソ連の善き隣人として;フィンランドの逆説;軍事的中立の基盤;中立外交の道義性;ヘルシンキからのメッセージ—全欧安保協力会議の精神)
- 欧州経済統合とフィンランド—エピローグ
「BOOKデータベース」 より